いじめゼロを目指して

いじめているあなたへ

なんとなくむしゃくしゃして、罪のない友達に対してイラついてしまう。
“いじめ”は、そんな些細なことから始まります。

 

もし、あなたに“いじめている”という自覚があるのならば、
今ならまだ取り返しがつきます。

 

後戻りできる今だからこそ、やるべきことがあります。

 

自分の気持ちをどうやってコントロールすれば他人に対する攻撃性を押さえられるのか、
どうすればいじめをやめられるのか、ここで一緒に学んでいきましょう。

 

 

 

いじめているあなたへエントリー一覧

いじめ経験者の証言 
いじめ経験者の多くが語る言葉に、「いじめていたつもりはなかった」「単なる遊びだった」「ふざけていただけだった」…という声があります。しかし、被害者側の認識は「いじめられている」というものであることがほとんど。加害者の思いもよらないような心理的ショックを受けて、何年経ってもその傷が癒えずに通院を続けている人もいます。いじめ経験者の中には、自分の行為は“いじめ”だと気づいていながら面白がってその行為を続けているという悪質な確信犯も多いのですが、もっと多いのは、本当にいじめの認識がなかったというタイプ...
被害者と加害者の受け止め方のズレ  
いじめについて追及された加害者生徒が、「自分ではいじめているつもりはなかった」…と主張するケースがよくあります。しかし、被害者側は「いじめられている」という受け止め方をしている…。実は、被害者と加害者の間に生じる、この“受け止め方のズレ”こそがいじめがなかなかなくならない原因の一つでもあるのです。「いじめているつもりはなかった」と主張する生徒の中には、自分の行為がいじめに該当すると知りながら行為を続けている確信犯もいます。一方で、圧倒的に多いのは、“いじめ”と“遊び”の区別がついていないケース。...
なぜいじめてしまうのか
いじめ加害者は、なぜ、他人をいじめてしまうのでしょう?なぜ、他人を傷つけずにはいられないのでしょうか?それは、加害者自身が傷ついているからです。いじめ加害者にも様々なタイプがいますが、多くの場合、いじめの背景には加害者側の問題が潜んでいるのです。主には、環境的な要因が密接に絡んでいるケースが多いですね。家族の不仲、虐待、過保護、家族の不在、兄弟の病気…etc、家庭環境自体が子供のフラストレーションを蓄積させる構造になっていることがいじめ行為の原因の一つと考えられます。家で溜め込んだフラストレーシ...
セルフコンロトール法を学ぼう
自分が“いじめ”を行っているという自覚があるあなた。このサイトを見ているということは、自分のいじめ行為に対して多少なりとも罪悪感を抱いているのではないでしょうか。本当はいじめなんてしちゃいけない。他人を傷つけてはいけない。…頭ではそう分かっているのに、どうしても自分で自分を止められないのだとしたら…。それは、とても苦しいことですよね。自分で自分を持て余すという感覚、それが“いじめ”という形で他者へと向いてしまうことへの葛藤。あなたもまた、一人で苦しんでいるのですね。なぜ、自分が人を傷つけてしまう...
いじめたくなる理由を分析しよう
どうしても、○○君をみるとイライラしてしまう。時々、誰かに八つ当たりしたい衝動を抑えられなくなる。誰かを傷つけると気持ちがスッとする。…そんな自分に対して、「何か間違っている」「このままじゃいけない」と焦りを感じているあなた。あなたがやっていることは確かに“いじめ”かもしれませんが、こうしてこのサイトを見ているということは、今の自分を変えよう、自分を変えたいという前向きな気持ちがあるということですよね。あなたがイライラして友達をいじめてしまう理由は、おそらく、ストレスが関係しています。私たちは、...
心の中のもやもやと向き合おう
今、誰かを“いじめている”という自覚があるあなたは、「毎日が100%充実している!」と言い切れるでしょうか?学校も塾も家庭生活も、毎日楽しくて仕方がない。…そんな人はほんの一握りでしょうし、そういう人は他人をいじめたりしません。精神的に満たされている人は、他人に攻撃性を向けたりはしないのです。自分以外の人間に攻撃性を向けてしまうということは、すなわち、心の中になんらかの“もやもや”を抱えている状況の表れではないでしょうか。その“もやもや”は、人によって様々だと思います。例えば、学校や自宅で居場所...
他人の目に映る自分を想像しよう
いじめは、一方的に他人の心身を傷つける行為。“一方的に”と表現される理由は、そこに、「自分の行為によって相手がどう感じているのか」、それを考える想像力が欠如しているからです。もし、相手の痛みや苦しみを想像する力があれば、自分も同じように痛いハズ。あえて相手を傷つけたりはしないでしょう。(行為障害などの精神障害の疑いがあるケースは除く)…とはいえ、相手の心を想像しろと言われても、最初はなかなか難しいでしょう。自分の心の衝動に逆らえず、他人にいじめ行為をしてしまうという人は、一度、“他人の目に映る自...
自分の未来、相手の未来
「因果応報」とはよく言ったもので、やったことは必ず自分のところに帰ってきます。良い行いをした人には良い報いが、悪い行いをした人には悪い報いが…。「そんなの迷信だ」と笑い飛ばす方も多いかもしれませんが、語り継がれている言葉というだけあって、まんざら当たらないわけではありません。“いじめ”についても然り。加害者側の味方についていじめ行為に加担していたところ、些細な出来事が理由で今度は自分がいじめ被害者になってしまったり。子供の頃にいじめ行為を行っていた人が、大人になってから会社でひどいパワハラ被害に...
自分を相手に投影していないか? 
時に人は、自分以外の人間に対してイライラしたり、理由もなく理不尽な怒りを感じたりしてしまうものです。そのもやもやした感情が、時に“いじめ”という形で牙をむくことも…。では、そのイライラの原因は一体何なのでしょうか?一つの可能性として考えられるのは、相手への「投影」です。すなわち、「イライラする」と感じる相手の一部分は、実は自分自身の中にも潜んでいる特徴であり、普段は自分で無意識に抑え込んでいるものである可能性があります。自分では、「表に出さないように」「表に出してはいけない」…と必死にしまい込ん...
いじめをはけ口にしていないか?
誰でも、なんとなくむしゃくしゃして人に当たりたくなる時ってありますよね。“なんとなく”とはいえ、実はそこにはちゃんと理由があります。例えば、朝、母親が起こしてくれなくて遅刻した。朝っぱらから両親が喧嘩していて雰囲気が険悪だった。朝ごはんが、自分の嫌いなメニューだった。駅に行ってみたら、電車が遅れていた。傘を持っていないのに雨が降ってきた。朝っぱらから先生に怒られた。仲の良い友達が、他の友達と自分の知らない話で盛り上がっていた。彼女(彼氏)が風邪で休みだった。テストの結果が散々だった。…大なり小な...
ストレスで攻撃的になる?
家庭や学校でのストレスが原因でいじめ行為を行う。…そんなケースが増えているようです。確かに、ストレスがたまると大人だってイライラしますよね。そのストレスがあまりに強いと、イライラするだけではなく攻撃的にすらなることがあります。いじめとは、その攻撃性が他者に向けられた行為と言っても過言ではないでしょう。なぜ、ストレスを感じると攻撃的になるのか?それは、ストレスから逃れようとするためです。過度のストレスは脳の「大脳辺縁系」を抑え込み、無意識のうちに体は「戦闘態勢」に切り替わります。専門的に言うと、自...
ストレスを軽減する11の方法(C〜E)
運動は、ストレスホルモンであるコルチゾールを下げることによってストレスを軽減させる作用があります。コルチゾールは、身体をいつでも戦える“攻撃的な”状態にするために必要なホルモン。これが下がれば、攻撃的なイライラ感も収まるハズです。週に2時間程度のウォーキングで効果が確認されていますので、あまり肩に力を入れず、「休みの日に散歩をする」という程度のことから始めてみてはいかがでしょうか。筆者のおススメは、ショッピングモールで2時間近くぶらぶらすること。室内なので寒くも暑くもないですし、服や雑貨を見る楽...
ストレスを軽減する11の方法(F〜J)
ストレスで攻撃的になってしまうのは、そのストレスに元になっている事項について「考えること」「心配すること」を自分自身が「悪いことだ」「意味のないことだ」「時間を無駄にしている」…と思っているからなのかもしれません。つまり、心配することや悩むことを肯定し、自分を許してあげれば、それほどイライラしたり攻撃的な気持ちになったりしないのではないでしょうか。ペンシルバニア州のペン州立大学の研究によれば、30分を1単位として、スケジュールの中に「心配タイム」設けておくと、心配癖がコントロールしやすくなって他...