中学生の頃に受けたいじめ@
私がいじめを体験したのは私が中学生の頃でした。小学生の頃から習っていたクラシックバレーを中学生になってからも続けており、コンクールに参加することを理由に学校の授業を度々休んでいました。学校に入学してからすぐに友達もでき、休み時間にはよく友達と弁当を食べたり、1年目は楽しく学校生活を送っていましたが、学校に通い始めて2年目の夏休み明けに私は衝撃的な経験をしました。
中学生の頃に受けたいじめA
夏休み明けに登校して、教室にある自分用のロッカーに荷物を入れようと、ロッカーを開けたときでした。自分のロッカーの中から鼻を刺すような臭いがしたのです。ロッカーの中を見ると、そこにはすっかりかびてしまったパンや既に誰かが使ったティッシュペーパーが散乱していました。もちろん自分にはそれらのゴミをロッカーに入れた覚えも無いし、明らかにそのゴミは誰かがそこに入れたものでした。私はそれらのゴミを1つ残らず拾い集めて、教室のゴミ箱に捨てました。
中学生の頃に受けたいじめB
その後、自分の席に座ろうとしたところ、自分の椅子が水浸しになっていることに気づきました。後ろから冷ややかな声が聞こえましたが、私は後ろを振り返ることができませんでした。私は今でもそのときに味わった悲しみを忘れません。その日、私は今までの学校生活がまるで嘘だったかのように思えました。友達に話しかけても無視をされ、とてつもない恐れを感じ、そこはかとない孤独感に苛まれました。その日を境に、私は学校にいくことに前向きになれずにいました。ますますクラスの中で孤立して、休憩時間に廊下ですれ違ったクラスの人に「しね」と言われることもありました。とても大きく心が傷つきました。
登校拒否
いじめはエスカレートしました。これまで親しく、私が信頼していた友人も私に暴力を振るうようになりました。クラスの中には私の味方はおらず、先生や両親にも自分がいじめられていることを打ち明けることもできないまま中学校生活を送っていました。3年生の春、すっかり学校に行く気をなくしていた私は学校に足を運ばなくなりました。もはや人と会うことが恐ろしいと思うほどに私の心は衰弱していたのです。
トラウマ
両親が共働きだったので、両親が家を空けている間、ずっと家の中にいました。家に居る間、私は自分がなぜいじめられるのかについて考えました。こうじゃないかああじゃないかと色々と考え、時には自分を責めてしまいそうなときもありました。いじめられた理由は自分の頭で考えるだけでは到底わかるはずもなく、やはり、いじめる張本人に聞くことでしかその理由は分からないと思いました。しかし、当時の私は私をいじめるクラスメイトに会うことはもちろん、近所のコンビニの店員さんとの関わりも避けてしまうほどに自分の殻にこもるようになって、そしてあげくの果てに電話に出ることすらできなくなっていました。すっかり人を信頼できず、大好きだったクラシックバレエも辞めました。両親がそんな私の様子を怪しく思ったらしく、私によく「大丈夫?」と聞いてきましたが、私は「大丈夫じゃない。」とは言えませんでした。自分がいじめられ、弱っていることを認めたくなかったのです。