いじめが終わった
今思い返せば、先生からのいじめがひどすぎたから、生徒同士でのいじめがまったくおきなかったんですよね。
だからそれを考えたらまぁ良かったのかな?と思います。
自分だけが犠牲になったわけじゃないですし、ある意味クラスメイト全員が先生からいじめられていた感じでしたから。
私は基本的に今でも自分から進んで休むことはないのですが、Sに耐えられなくて3日ほど休んだことがあったんですね。
親はできるだけ学校を休ませない人だったのですが、何とか休みの電話をしてもらうことができました。
休んだ次の日に登校したら案の定「よく親を騙せたものんだな」と仮病を使っていることがバレました。
あの時の顔が今でも忘れられないですね〜、恐ろしいです。
高校や大学の友人にこの黒歴史のことを話すと、終わったことなのに今は大丈夫なのかと心配されます。
自分が同じことされたら発狂しそうだと。
いじめに耐えられた理由
私がいじめに耐えられたのは、Sと過ごす期間が限定されていたからだと思います。
5年生に上がれば担任も変わりますし、クラスメイトも変わります。
Sに対してコイツやばいな・・・と感じてからあと半年でクラス変えでしたので、なんとか耐え抜こうと思いました。
5年生に上がって新しい教室に入る時はもうニヤニヤが止まりませんでした。
幸いにも、2年生のころに仲良かった子とまた同じクラスになれたんです。
とはいえ、4年生でズタズタにされた自分はその子とすらまともに話せなくなっていました。
人見知りでなかなか輪に入ることができない自分に気をつかってくれたその子は、学校が終わった後にその子と友達を連れて私の家に遊びにきてくれたんですよ。
その子のおかげで少しずつ友人も増え、5年生6年生は本当に楽しい時間を過ごすことができました。
放課後遊ぶって4年生の時はまったく考えられなかったのに、今は普通に遊べる・・・この状態が嬉しくて涙がでました。
ありがとう先生
また、5年生の時に担任になってくれた先生が素晴らしい人でした。
Sは3学期の終わりにありえない量の宿題を出したんですね。
「この宿題は次のの担任に渡せ、私が伝えておくから」と言われ、仕方なく宿題をしたのですが、
新しい担任はその宿題を受け取りませんでした。
「宿題のことは何も聞いていないし、宿題が出されたのは一つのクラスだけみたいだね。このクラスはもう俺のクラスだから、前の担任のことはもう気にしなくていいよ。」と言ってくれたんです。
Sのクラスだった子たちはもう感激していましたよ、もちろん私も。
5年の時の担任は私たちが初めての生徒だったようで、かなり気合が入っていました。
友人と5年生の時の担任には今でも感謝しています。