そこまでして…
高校に入って、私は普通科に進学したのですが商業科に中学生当時私をいじめていた中の取り巻きの一人が存在していましたが、中心的にいじめてきたこと
はなかったため、まったく意に介さずに楽しい毎日を送っていました。
しかしその残党の子が何だか私のことが面白くなかったのか、商業科の友人らにきっと私のことを悪く言っていたに違いありません。
高校生活真っ只中のある日、まったく面識も接触もない商業科のツッパリ系の女の子たちからなぜか私は呼び出されたのです。
まったくなんらかの落ち度や迷惑などかけていないですし、まずどなたかも知らないような子達から呼び出され、とにかく恐ろしくて恐ろしくて…しかし言
われたとおりの場所へ行きました。
すると残党の一人を含めてツッパリ系の女の子数人から、完全に言いがかり的になぜか謝れと言われたのです…。
もう随分前のことでしたので、何について誤れと言われたか覚えていないのですが、それくらい意味不明な言いがかりでしかなかったと記憶しています。
しかしあの子が一緒にいましたので、またなんらか悪口を言って徒党を組んで言いがかりをつけてきたんだろうなぁと、心の中では思っていました。
しかし全く、見に覚えはありませんでしたが、その時私もどう考えていたかは忘れてしまいましたが、
「私自身は全く気付いていませんが、迷惑をかけたのならすいませんでした。」
と言って上靴を脱いで、土下座をしました。
それにはツッパリ系の女の子たちは面食らったようで、なぜかもういいよ、っていう事になったんです。
それ以来その時言いがかりをつけてきた面々はほんとにこの時まで話もしたことがなかったのですが、何だか一目置いてくれたような状態になってしまい、
気軽に声をかけてきたり、いいような悪いような、体操服を借りにきたりしました。
多少使われてる感はありましたが、それくらいは別に気になることでもなかったので、面識ができた知人から忘れ物したから貸してって、きてるだけと思っ
ていました。
きっと残党の一人はかなり私のことを悪く言っていたんでしょうが、この時の一件で私がさほど悪い奴でもないっていう事になってしまったらしく、きっと
彼女はさらに面白くなかったはずです。
しかしこの件以降、私は高校時代でいじめられることもなく、一般的なそれなりに華やかな高校生活を送ることができました。
男子生徒から告白されたり、高校3年ではお付き合いすることも出来ましたし…