ぶつかり合うことも大事
今小さな子供を育てていますが自閉症があるため普通の子たちとはちょっと違うのですが、たまたま保育園に入れていただけてとてもありがたく感じています。
保育園での子供たちは自分の子供でなくても皆さん本当にかわいく、こういった場所に触れる事ができて、親になれてよかったなぁと思います。
保 育園の先生たちはほんとに子育てのプロで、子供同士がちょっとしたけんかになったりおもちゃを取り合いになったりしたときにも、しっかりとお互いを向き合 うようにさせて、相手の子がどんな気持ちだったかをお互いに考えさせたりして、最後にはきちんと謝って解決する所まで持っていっています。
私が親になったときも、人が集まる場所で子供が自由に他のお子さんのおもちゃを奪いにいってしまうことが多々あり、対応に苦労したものでした。
その頃は発達も遅かったため、こちらが言って聞かせても中々理解できなかったため大変でしたが、最近ではお子さんたちとぶつかるようなときがあれば、ゆっくりと顔を見合わせて子供に諭すようにしています。
しかしこれらのようにぶつかり合う事がなければそれでいいというわけではなく、お互いの気持ちで行動し、それによってぶつかり合いが生じて、なぜぶつかったのか、何がいけないかなどを考える経験がとても大切かと思います。
私もこんなえらそうに聞こえることを言っていますが、子供の頃は男の子でも平気でぶったり、やんちゃなときがあったな…と、今考えるとかなり恥 ずかしい思い出ですが、これも経験としてはあってよかったのかもしれません。
うちの子供はたまたま私が仕事をしていますので、こういった経験ができる場所に行く事ができましたが、このような経験が少ないこともあまり良くないように感じます。
しかし昨今の子供たちの遊びが人対人の類のものが減っているので、コミュニケーション自体をもっとたくさん取れるように出来ればいいのではないでしょうか。
その際にも必ず、相手の立場になって相手の気持ちはどうなのかを必ず考えさせるように心がけたいものです。
いじめはしてはダメ、とか、怒られるからダメ、などといった子供が心の底から納得できないような言い方をしても、いじめ軽減にはつながらないのではないでしょうか。
できれば小学校や中学校にもこういった保育士のスキルを持った人が常駐するなどして、子供たちのコミュニケーションの教育ができればいいのになと考えるのですが、消して不可能なことではないと思います。