いじめゼロを目指して

うつし鏡。

皆さんは毎日鏡を見ていますか。
私も最近は子育てや仕事に忙殺されて、ほとんど鏡なんて見てられないのですが…
その本当の鏡とはちょっと違うお話ですが、よく母が言っていたことのなかにこんなこともあったんですが、自分がとても苦境といえる状態に立たされたとき、普通ならなんで自分がこんな目に遭うのかとか、どうして自分だけ…なんて考えてしまいますが、そうではなくて、それには何らかの意味があって、自分が変われば周りも、周りの人も変わるんだよ、というのです。
人に笑顔で挨拶されたら、何となく気持ちよくてこちらも大抵笑顔になって挨拶しますよね。
でも相手の人にしかめっ面でにらみつけられたらどうですか?
その人に向かって笑顔で挨拶できますか?
やっぱり人間同士も「うつし鏡」であって、こちらが笑顔で微笑めばお互いにっこりとするものなんです。
たとえ先方がぶっちょう面の人でも、こちらがいつも笑顔で挨拶していると、いつかその表情は変わるんです。
いじめられているとき、とっても悲しいので泣いてしまったり、悔しくて相手をにらみつけてしまったりしますよね。
でもうつし鏡だと思って、にっこりしてみたらどうでしょう?
もしこういった行動で相手の方の態度が変わってくれたら、ほんの些細な理由でのいじめなら消えてしまうかもしれません。

ただし相手の心が濁りきっていたら、せっかくにっこりと返してもその笑顔を写し取ることができませんから、ますます卑屈な行動に出たりすることもあるかもしれません。
そういう場合は逃げるが勝ちで、もうほっておきましょう。

でも中心人物以外のいじめている、無視している人は、にっこりすることで相手の子も自分は何をやっていたんだろう…と目が覚めることもあります。
なんとなく流されていた人はうつし鏡で変わってくるのではないでしょうか。

いつも笑顔の人の周りには何故か笑顔の人が沢山集まりますし、赤ちゃんの笑顔を見てコワい顔をする人はめったに見たことがありません。
毎日ちょっと鏡をみては笑顔を作ってみて、そのいい笑顔で外に出かけてみましょう。
そうすれば今まで縁のなかった人たちとも交流が広がったり、違った世界が広がっていくかもしれませんよ。

笑う角には福来る、笑顔のうつし鏡をどんどん増やして、幸せオーラを出しながら人の輪を広げていけたらいいですね。
こんなこと言いながら私も笑顔を忘れちゃうことがあるので、私も笑顔で前進していきます!


>>次ページ   いじめられている子を持つ親御さんへ |≪   前へ   22 23 24 25 26 27 28 29 30  次へ   ≫|