最後に勝ったと言える人生を
私は中学2年生でいじめに遭いましたがここまで生きてきて、人生の折り返し地点も過ぎたところです。
もしもいじめにあって、その時万が一命を絶つようなことになっていたら、今ここにうちの子供もいません。
いじめられているときはそれはそれは辛くて地獄のように感じていましたが、今となっては夢物語のように過去の淡いベールにつつまれたものになりました。
40代まで生きてきたからこそ、今ではいろんなことが達観できるようになってきて、幸せを感じるチカラも備わってつつましくも幸せを噛みしめながら暮らせています。
いじめられても絶対に命を絶ってはいけません。
自分を殺す権利は、他人にも自分にもありません。
親がどんな気持ちであなたを待っていたか、お母さんがどんな思いで命を削って産んでくれたのか、想像できるはずです。
今自分に負けてはならないのです。
今ここでこの壁を越えられたら、いじめている子達よりもあなたは強くなれるし、必ず僕は勝った!私は勝った!といえる人生が送れるはずですから。
私もまだ人生の半ば、道の途中ですが、しっかりと自分の歩幅で歩むことができていますし、子供とともにこれからも歩んでいくつもりです。
そして母になったからこそ、私を産んでくれた親にも感謝する気持ちがよりいっそう強くなりました。
お母さん、お父さんを、おじいちゃんおばあちゃんを大事にしましょう。
それは自分のことや周りの人を大事にすることにも繋がってきます。
そして人生にはたくさんの悲しいこと苦しいことがありますが、それを感じ取ってより喜びや楽しさを感じられる人になりましょう。
あなた自身が豊かな人間になれば、周りの人も豊かにできますし、親孝行も出来るようになるでしょう。
勉強できることもスポーツに長けていくことも大事ですが、人間として成長していきましょう。
そんなふうに励む毎日が送れたら、いつか立派な大人になって、人の役に立てる人になれますよ。
人生は山あり谷あり、80年もあるんです。
14年やそこらで諦めては後でこんなこともあんなこともあったのにって、きっと後悔してしまいますよ。
行き詰まったときには、お母さんやお父さん、おじいちゃんやおばあちゃんの話を聞いてみてください。
そこまで生きてきている人の経験は若いあなたの悩みの謎を解く鍵になるし、きっとあなたの役に立つはずです。
悩みながらもがきながら、70年後最後に必ず、勝った!といえる人生を送りましょう。