いじめられている君へ
ある日突然、自分の存在を無視されたり、罵声を浴びせられたり嫌がらせを受ける…いじめはほんとに突然自分に振りかかってきます。
自分の性格がちょっと変わっているとか、コミュニケーションの取りかたが下手だとか、何らか自分に他の子と違う所があって、それが気に障ってこういったことが起こる…あるいは何の落ち度がなくても目立つから、という理由だけでこんな目に遭うことも…。
しかし今まさにいじめられている君は、その暗闇だけをみるのはどうかやめてください。
世界と言うものはそんな小さな場所だけではありませんから、理由の如何を問わず、いじめるという行為をする事自体が間違っているので、そことは違う方向を見て過ごしていく事です。
今学校と家しか往復していないなら、親御さんに話して他のクラブに入るとか、習い事をするでもいい、地域がいやなら他のエリアのコミュニティに活動を広げていくことも、また全く違う世界が見えてくるきっかけになります。
もしいじめている人たちときちんと話し合えて、分かり合えるならそれが一番いいのですが、こういった形でいじめをしてくる輩は大抵がいくらまっすぐに話をしても伝わらないことが多いのです。
そんな場合はもうその人たちはほっておいて、違うコミュニティに移動すればいいのです。
とにかく今いるところだけが、自分の世界の全てになってしまわないでください。
自分が生まれてきたことも意味があることだし、今こんないじめにあっていることも、必ず後で大きな人間になるための自分を鍛えてくれる試練だと思って、自分に負けないこと。
そして相手を恨まないこと…相手を恨む気持ちが何らかのプラスになるならいいですが、何のプラスにもなりませんから、気持ちの向け方を変えましょう。
人間って心の中ではどんな事も思えてしまうんですが、恐ろしいことを考えると、考えるだけで自分の中に悪い業(ごう)を作ってしまうので、自分の業をこの人たちが取ってくれてるんだって思えばちょっと気が楽になります。
命に関わるような恐ろしいいじめに遭っている人は、黙ってないですぐに親に話してください。
どんな親でも親ですから、あなたを守るために奔走してくれるはずです。
学校に行きたくなければ行かなくてもいい、でも自分の可能性をのばすことを諦めてはだめですよ。
学校に行かず時間が出来たなら、自分の将来の夢を思い描いてみてください。
それに向かって一歩前へ出てみましょう。