いじめゼロを目指して

弱いものいじめ

私は中学2年生の時、いじめに遭いました。
いじめていた人たちは昔いじめに遭って辛い経験をした人たちばかりでした。
いじめられっ子が、いじめられるのを恐がり、手を組んで一番おとなしかった私を集団でいじめてきたのです。
授業中に後ろの席から消しゴムのカスを投げつけてきたり、鞄の中身を勝手に出したりされました。
机の中にゴミを入れられたこともしました。
また、変な噂を流されたりもしました。
ちょっとでも反抗をするならば、闇討ちで蹴られたり殴られたりもしました。

結局、私はクラス替えをおこなうまで、いじめに耐え続けていました。
クラス替えが終わり、私をいじめていた人たちと違うクラスとなったので、私は助かったようなものです。
高校受験を控えた中学3年生の時ですから、いじめをする余力はなくなったのか、私へのいじめはなくなりました。
1人で耐え続けたのがいけなかったのか、今でも私はいじめ問題には敏感になってしまいました。

いじめなんてない方がいいといじめられた人は思います。
しかし、一度いじめられた人ほどいじめに遭うのをいやがり、いじめる方についてしまいます。
この悪循環から逃れる為にはいじめを最初から起こさない組織作りが必要になってきます。
いじめは鬱憤がたまった組織、つまりは教室で自然発生的に起こるものであると考えます。
組織の風通しを良くすれば、いじめは起こらなくなると信じています。

いじめはいじめられる方に問題があるという論調を耳にしたことがあります。
それは正しいのでしょうか?
私は間違っていると思います。
ターゲットは誰でもいいのです。
いじめは淀んだ組織内で自然発生的に起こるものです。
定期的に組織内の淀みをかき回すことができれば、いじめは発生しないと考えます。

いじめを受けている人は自分1人の問題であると考えてはいけません。
いじめが起こるということは、その組織に問題や歪みがあるのです。
それをただす為に、ちゃんと悲鳴を上げましょう。
私1人では受け止めることができないとアピールをしてください。
いじめを1人で抱え込んだ末に自殺などは沙汰の外です。
絶対に1人はいけません。
いじめている人はどうしていじめているのでしょうか?
この問いにきちんとした論理で答えられる人はいません。
いても困ります。
どうして自分はいじめなんかをおこなっているのか、もう一度深く考えてください。
そうすれば、いじめなんて馬鹿げたことをした事実に恥じるはずです。


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