お腹が弱くて
私がいじめに遭ったのは小学校6年の2学期でした。
私はとても緊張しやすく、すぐにお腹が痛くなってしまう体質でした。
よくトイレで下痢をしていました。
それをいじめっ子たちは汚いから近づくなとか、私が触った物をまるで汚物を取り扱うように指で摘んだりしてきました。
先生に相談することは恥ずかしかったの、初めの頃は我慢のしどうしでした。
近づくと汚物臭いから近寄るなとも言われました。
また、私のことを〇〇菌と呼び、私の持ち物をゴミ箱に捨てるようないじめ行為にも遭いました。
汚いものはゴミ箱へという理論だったのでしょう。
最終的には私がトイレに入っていると、上の隙間からトイレの個室内に侵入し鍵を開け、扉も開け放ったのです。
私はそのようなあまりにも酷いいじめ行為を受けて、先生へ相談することを恥ずかしいという今までの考え方を捨てました。
そして先生へいじめを受けていることを相談したのです。
先生はクラスの全員を集め、どうしていじめが起こるのか、どうしたらいじめはなくなるのかという討論会を開いたのです。
十分に討論し尽くされると、私をいじめていた人たちが、私へ謝罪をしてきてくれたのです。
最初は戸惑いましたが、今では仲良くやっています。
いじめは何故かどうしても起きてしまうものだと私は思うのです。
そして解決するには非常に困難を伴うものであるとも思うのです。
いじめは起こさないことが重要ですが、一度起きてしまったら、問題を隠蔽するのではなく、多くの人にいじめが起きたことを知らせる必要があると思います。
多くの人が集まって話し合えば、絶対に良い落としどころが見つかるはずです。
一度いじめが起こりますと、そこから広がる負の連鎖を止めることはできません。
いじめられた方は、新しくいじめのターゲットになるのを畏れ、さらに立場の弱い者をいじめていくという負の連鎖です。
一度でもいじめ問題を起こさないことが、現状の課題だと思います。
その為には、定期的に討論会を開きクラスからいじめをなくすにはどうすればいいのか、話し合うことが重要ではないでしょうか。
いじめは自分1人で悩んでしますと解決が難しくなります。
どんなに恥ずかしいことであっても、信じることができる人に悩みを打ち明けるべきです。
些細なことであっても、自分が間違っていないということが再確認出来るだけで心のもちようは変わってきます。
どんなに辛くても1人で考え込んでしまっては、いじめの場合は解決が難しいと思います。
いじめている方は罪悪感など全く感じていないと思いますが、もし万が一罪悪感を感じた場合は、そのいじめることによって止まった思考を回転させてください。
果たしてそれは正しいことであるのか、正しいことではないのかを考えてみてください。
それができたらいじめという行為がどちらなのかすぐにわかるはずです。